日本赤十字社 栗山赤十字病院様

2018.05.21 インタビュー
前事務部長 中塚様・看護師長 下山様

■お取引開始の時期  2011年から

■実は栗山赤十字病院さんは、当社が北海道エリアで最初にお取引いただいた病院様のひとつです。福興産業のどのような点を評価していただいたのでしょうか。

中塚様:取引のきっかけはコストでした。先に取引を始めたのは伊達赤十字病院でしたね。聞けば、従来の金額よりはるかに低コストで処理できるということだった。北海道には10の赤十字病院があり横のつながりもあるので、すぐに情報が広まり、話を聞かせてもらいました。
それまで道内では、産業廃棄物処理について多くの選択肢があるわけではなかったものですから、言われる通りの金額を支払い、特に高いという認識もありませんでした。一方で病院はどこも経営が厳しく、とりわけ当時の当院は成績が悪かったんです。少しでも経費節減を考えなくてはならなかったにも関わらず、廃棄物の分野は「仕方ないもの」として手付かずでした。だからこそ、福興産業さんからのコストダウンの提案はとても有難かったわけです。

■実際に取引をしてみて、いかがでしたか?

中塚様:正直に言うと、当初は福興産業の東北での実績を私は全く知らなくて、まだ北海道では実績がなかったので不安がないわけではありませんでした。ちょうどそんな時、札幌の北海道赤十字血液センターの移転があり、使わなくなった設備や備品を系列病院に譲渡することになったんです。これを運び出す時にトラックを貸してくれたのが福興産業でした。荷物の積み込みまで手伝ってくれましたよね。運びきれないものは次の日も運んでくれた。仕事ではないのに一生懸命にサポートしてくれたことで、一気に信頼が増しました。
そのうちに、より幅広く感染予防、安全管理や日常的な廃棄のルールについても相談するようになった。法的根拠も提示してくれますし、コストダウンについても考えてくれるから随分助かりました。徐々に、院内研修会の講師をしてもらったり、安全管理委員会に参加してもらったり、現場の状況を見回ってもらったり。最初こそコストに注目してスタートしたわけですが、付き合うほどプロとしての質の高さを感じるようになりました。

■当社としても、単に廃棄物を処理するだけでなく、院内の様々な取り組みに参加させていただくことに大きな価値がありました。さらに他の赤十字病院さんをご紹介いただいて、今では道内の赤十字病院さん10院のうち7院とおつきあいさせていただくまでになっています。

中塚様:紹介したのは、コストはもちろん、+αのメリットを実感して、他の病院も当院と同じように助かるだろうと思ったからですよ。当初の福興産業は道内に拠点が少なかったから、「契約するのはいいけれど、北海道って広いけど大丈夫?」なんて心配しました(笑)。7院にまで広がったのはここ数年という短期間ですからね。福興産業の企業努力も相当なものだったろうと推測します。

■当社が北海道で展開するにあたり、赤十字病院さんと取引させていただいている実積は信頼の基礎になりました。

中塚様:そこはお互い様ですね。当院の感染管理委員会では、どんな取り組みをするのがいいかを福興産業に一緒に考えてもらいました。病院からは廃棄物が大量に出ます。今でこそ聞かないけれど、以前は不法投棄が社会問題になっていたでしょう。どの病院も神経質なくらいに考えるようになっていた。

下山様:栗山町は分別が厳しい地域ですので、分別方法については全部相談しながらルール化してきました。現場では、やっぱり「これはどちらに分類されるんだろう」という迷いが出てきます。現場が混乱しないようにルールを決めたり、分別表を作ったり、適性な方法を教えていただきましたね。

中塚様:真剣に取り組むほど、現場では「これはどうしたらいいんだろう?」という疑問が出てくるんです。委員会で調べても分からない情報を質問できるのが、福興産業さんでした。

■そういう意味では赤十字病院さんは誠実なんです。一時期、安全性を優先しすぎて逆にコストが上がったこともありましたよね。その時には費用対効果を改めて協議しました。

下山様:先日、作っていただいた分別表をある病院の認定看護師さんに見せたんですが、「イラストが入っていて分かりやすくてとても良い」と評価をいただきました。また、これは院内事故と背中合わせの問題ですから、今では意識が高まって特に注意しているところです。

中塚様:安全・法律とコストのバランスを探ったり、分別表を作ったり…一緒に作り上げていきたから、どこか仲間のような感覚はありますよね。しかも、一度作ればずっとそのままというものではなく、いかにスタッフの負担を軽減するか、いかに安全性を高めるか、常に考え続ける必要がある。研修を繰り返すなど、職員みんなに徹底することが必要です。時には必ずしも福興産業の利益にならないこともあるけれど、それも含めて密に相談し提案をもらっています。

■「地域医療機関連携協議会」でもご一緒していますので、余計に親しくさせていただいてきました。

中塚様:福興産業さんは、地域医療機関連携協議会にも熱心に取り組んでますよね。赤十字病院にとっても、他の病院との接点をつくり、地域間で連携するために必要なネットワークになっています。

ありがとうございました。(取材者/福興産業 玉村)