社会医療法人北斗 北斗病院様 

2024.03.14 インタビュー
感染管理部 感染対策科 科長 感染管理認定看護師 吉田 彩 様

◇貴院で廃棄物処理、感染対策に関して、特に留意されていること独自の取り組みなどあればお聞かせください。

◆吉田様:クラスター時にマスク着用しても感染が防げない時に直接の飛沫感染を遮光するためにフェイスシールドを付けてうつらないように、また、患者さんにうつさないようマスク+フェイスシールドで感染対策の取り組みをしました。

◇感染管理認定看護師(ICN)を取得されたきっかけなどありましたら教えてください。

◆吉田様:十勝リハビリテーションセンター開設の際に感染管理する担当者がいなく、感染対策チーム(ICT)主任に任命され、ノロウイルスのアウトブレイクの防止に満足のいく結果を出すことが出来ず、自分の無力さを痛感し、感染担当としてしっかりできるように感染管理認定看護師(ICN)を目指すようになり取得を決意しました。

◇とはいえ取得するには6カ月間、帯広から単身で札幌の専門学校に就学しないといけないですよね。

◆吉田様:そうですね。その時、子供が年中でしたが、主人が感染管理認定看護師(ICN)の研修へ理解して快く送り出してくれました。今も管理職をしながら働けているのは職場のサポートと夫のおかげです。職場スタッフの協力には本当に感謝しています。

◇素敵ですね!ご家族そして職場のサポートがあったからこそ成し遂げたのでしょうね。


◇新型コロナウィルス感染症発生から約3年経過しますが、拡大と収束が反復する中で貴院は発生から収束するまでの期間が短いと感じますが、院内感染対策の取り組み、強化など教えてください。

◆吉田様:当院には感染管理認定看護師(ICN)が2名常駐していて、陽性者が発生したら直ぐに現場に行き、感染症対策を指示し、その後の経過と観察に目処が付くまで対応、また、職員への感染予防として当たり前のように行っている標準予防策として手指衛生、手袋、ガウン、マスク・ゴーグルなどの取り扱いを標準的な感染予防策として行いました。

◇廃棄物管理について課題に思っていたことはおありでしょうか?

◆吉田様:特にありません。御社と取引になり、感染性固形物をプラスチック容器から段ボール容器へ変更し、オペ室やリスクの高いものを扱っている部署以外は切り替えて、廃棄物の処理コストが削減でき、感染症に影響なくうまく転換
できていると思います。

◇実際にお取引いただいてどのような感想をお持ちですか?

◆吉田様:日々の回収含め現状に満足しています。

◇本日は誠にありがとうございました。今後もスタッフ一同、より一層精進してまいります。(取材者/福興産業 玉村)