医療法人社団悠仁会 羊ヶ丘病院様

2018.06.25 インタビュー
ICS 松本主任

■お取引開始の時期  2016年から

■取引に当たって福興産業のどのような点を評価していただいたのでしょう。

■松本様:当時はプラスチック容器だけで管理していたんですが、段ボール容器との併用をご提案いただきました。以前は情報提供がなかったので、そういう分別方法があると知らなかったんです。この機会にコストも見直そうということで、前の取引会社と福興産業さん双方に提案を依頼し、ラウンドのことや、廃棄物の分別がきちんとできているか、監査に向けて対策ができているかも相談しました。福興さんは研修会などにもご協力いただけるとのことでしたので、職員への周知徹底の好機になると考え、感染対策委員会として福興産業さんを推薦した経緯があります。導入の時に一緒にマニュアルを作っていただいたのは大きかったですね。

■とはいえ貴院は、廃棄物の管理について以前から重視されていましたよね?

松本様:そうですね。当然以前もマニュアルはあったんですが、今よりざっくりとしたものでした。以前は一般廃棄物として処理できるものまで感染性廃棄物として処理していたところもありましたが、改めて分別表を作ったことで細かい分別を再確認できました。新ルール導入を機会に、しっかり分別し、コストダウンできるよう周知しました。今ではみんな分別を意識していますので、ラウンドでは一部の誤分別をチェックする程度です。

■実際に導入いただいてどのようにお感じですか?

松本様:ちょうど監査のタイミングでもあり、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)を意識する良いきっかけにもなりました。その機会に協力してもらえたことは、院全体のメリットだったと思います。新しい分別表については、監査当局にも「良いですね」と評価していただいて、写真も撮って行かれましたよ。

■羊ヶ丘病院様は、特に安全管理や5Sに対する意識の高い病院だと感じています。

松本様:「感染防止対策加算」の2をとっているので、週に1回は必ずラウンドを行いますし、他に疑問や要望がある度に行ったりもします。いずれ感染管理認定看護師の資格をとって、さらに上のクラスを申請することも予定しています。
現在も年2回は研修会をしています。併設のリハビリクリニックで個別の研修をすることもありますし、2部構成にして衛生面を私が、福興さんが医療廃棄物分別の講習をしたこともありました。研修に当たっては細かな打合せをして、院内から要望を吸い上げたり、現状を盛り込んでもらったりもしますよね。コストがどのくらい削減できたかも報告していただいています。

■導入当初、月15万円くらい削減できましたよね。貴院はオペが多く、削減できる部分が大きかったんです。

松本様:従来と比較すると、今では「感染性」の分別が6~7割減りました。

■実現には、病院さんの努力も大きかったと思います。
 ところで松本主任は、5月から6ケ月間、「感染管理認定看護師」を目指して専門の学校に通学されますよね。
 

松本様:そうなんです。学校へ行っても、定期的に病院へは顔を出す予定です。

■ありがとうございました。
(取材者/福興産業 玉村)